「エネルギー」「生活・経済」「環境」のトリレンマを解決していくための「全体最適解」(2oS = Overall Optimal Solution)を提案。

私たちの暮らしを支える、エネルギー、水、食品、医療、セキュリティ、交通、衣料、建物を快適にする Society 5.0、竹のようにしなやかだけど強靭なレジリエンス、AI×IoT、Social × IoT の考え方を駆使して、安全、安定、安価で、環境に配慮した社会を目指します!

全学共通教育科目と専門教育科目、それぞれの役割と連携については、教育理念ともいえる「ひらめき」「こと」「もの」「ひと」による体系的科目を配置するために、従来の全学共通教養科目や専門科目の枠組みを発展させています。具体的な科目として、「ひらめきづくり」では、スタートアップベンチャーの事例を学んだり、STEAM型のアクティブ・ラーニングを重ね、デザイン思考のアイデア脳を磨いていきます。「ことづくり」では、ものごと(物語)や流行を生み出す基礎知識として、社会の構成要素を整理したりSDGsの思考も身につけながら、近未来のシナリオを学んでいきます。「ひとづくり」では、複合的な社会課題を解決するための統合的な学びによる教養教育や技術者倫理の育成、更にグローバル社会に対応するための英語教育も含まれます。特に、ひとづくりでは、全体最適解的思考アプローチによる科目間連携とシラバスの考え方を重視しています。「AI・ビッグデータ・数理・データサイエンス」では、様々な知識・情報・アイデア・仮説などを理論的にまとめていくための分析力や、予測を組み立てるデータ技術の修得もカリキュラムとしてセットしています。これらは、1年次から4年次まで連続的に行います。

当プログラムは、我が国の高等教育全体に対し、学部、学科、カリキュラム構成、学生の学習計画などについて、新しい提案を示すことになると考えています。

当プログラムでは、「ひらめき」をどのように位置付け教えていくかについて、以下の考え方、コンセプトを基に展開するすることとしています。「ひらめき」と「こと」、「もの」と「くらし」は、車でいうところの両輪となります。この車には、「ひと」が乗っており「ひと」を育てるプログラムとなっているが、その車を動かす駆動力は、「技術」となります。つまり、技術はイノベーションの駆動力となります。また、「ひらめき」は、脳科学的には、帰納法的アプローチを基に、直観や観察、STEAM教育でいうアートを大切にした右脳的なものと考えています。そして、気づき、問いを見つけることや、非認知能力、コンピテンシーなどもこの中に入ってくると考えています。

なお、従来の教育や科目では、演繹的アプローチを基に、インプットを中心としながら論理的かつ批判的思考を大切にした左脳的なものと考えており、課題解決や認知能力、システム思考などもこの中に入ってくると考えています。このような右脳左脳の力を組み合わせながら、現場で実践していくことで、正解のない時代における正解のない問題に対し、問い立てを行うことができると考えています。これは、楽しい、ワクワクとした気持ちがないと生み出されないものと考えており、当プログラムでは、このような好奇心がありポジティブな考えを大切にしています。

当プログラムでは、社会全体を巻き込み教育改革をし、学生の主体的な学修意欲の向上を図り、成果を国民にも広く周知して,社会を巻き込み,製造業を再生していきます。また、大学での学修価値を進化や深化させることにより、産業界も巻き込んで,社会全体の価値観も変革していきます。そして、統合的学びを通した知識集約的な思考アプローチにより、グローバルで未来志向の判断力、多様な人々と共創する力、論理的かつ総合的に判断し、自ら挑戦する力とマネジメント力を身につけた人材を育てていきたいと考えています。このような取り組みにより、若い学生の将来とこの国の未来のために、すべての学びを統合させ、学生の生きる力になることを目指します。

当プログラムにより、「ひと」が共創することで、「ひと」が主役となる「安心」で「快適」な社会を築くため、知識集約型社会を支える人材を育成していきたいと考えています。そして、90年以上の工学教育の伝統を活かした「探究する都市大」から、問いを生み出し、力強く、前へ進んでいくタフな学生を輩出し、全体最適解を導くことで明るい未来を切り拓く「社会変革のリーダー」を育てていきたいと考えています。

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