2025年5月10日の「ひとづくり3」講義にて、鈴木菜央先生(武蔵野大学工学部 サステナビリティ学科准教授)にご登壇いただき、「レジリエンス×減災」をテーマに、とりわけ「パーマカルチャー」を中心に講義&ワークショップ・プレゼン大会を行いました。
ひらめきプログラムの科目「ひとづくり3」では、今年度の主テーマを「レジリエンス」としています。現代において大変重要なテーマでありながら、日本の社会的にはあまり理解されていないことから、理解を深めるために各分野の専門家をゲストにお招きしてコラボレーション型の講義を進めています。
今回は、「レジリエンスにつながるパーマカルチャー」の講演・質疑を始めに行い、その後に個人ワークとグループワークを行った後、各グループからのプレゼンと講師評価を行いました。
参加した学生からは、「災害に強い社会づくりにおいて「レジリエンス」という言葉が単に災害からの回復力を意味するだけでなく、日々の暮らしの中にどう備えを組み込むか、という視点が重要であることを学べた」「パーマカルチャーという考え方が、単なる農業技術ではなく、持続可能で自律的な暮らしや社会をつくるための包括的なデザイン手法であることが印象に残った」「食べ物、暮らし、地域、社会という4レイヤーを通して、レジリエンスの高め方が実例とともに提示され、自分の生活とも地続きであることに気づけた」、など多くの学びの声が寄せられました。
ひらめきプログラム担当教員:岸 和幸